大阪堺市 自然療法サロンh o m a r eです。

師の学びより、「和 」の意味するものを抜粋しています。

長文になりますので、3部作に分けて載せていきます。興味ある方は是非、お読みください。

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日本の文化をあらわす代表的な言葉に 「和」 という漢字がある。

「和」とは、どういう意味だろうか?

「輪」 は、わっか・丸い・サークルなど、形をあらわすときに使う漢字のように思われ「和」という意味合いとは、少し異なる。

□「和」の意味するもの・・・

「異なりを認めつつ一つを生きる」という事らしい。

人間は、多くの人とのかかわりあいの中で、人生を生きています。

欧米文化は、自己主張の文化であるように思います。自分の主張を相手にきちんと言葉で伝える。

ところが世界の人から見ると、日本人はあまり自分の主張を伝えないので、よく理解できない、という話を耳にします。

ここに、自由で個 というものを尊重するか全体・集団を重視するか、文化の違いが表れているように思います。

個を重要視すれば、ややもすると全体の調和が乱れがち…かといって全体を重視すれば、個の個性が損なわれる…どちらも一長一短があるように思います。

自然の法則は、全体のために個の個性を発揮し調和に導く、あるいは役立つという作用があります。

人間も自然界の一員で、大きな全体という中で生きています。

人間社会もそうです。たくさんの人間が、それぞれの団体をつくり、その中で生きています。

人間の体内もそうです。様々な役割の違う臓器が個性を持ち、ともに役割を果たすことで個人個人の健康が維持されるわけです。

この自然の機能が崩れた時に、病気になるわけです。

細胞一つ一つ見てもそうです。一つの細胞が自分の属している部署の役目をする。

そして、集団としての細胞が一つの臓器を成り立たせているわけです。

これに従わない細胞ががん細胞です。ですからがん細胞は個を主張して、全体あるいは組織の調和や役割を無視しているといえます。

私たちも同様に、社会全体・自然界全体から見れば、ガン細胞のようなことをしていないでしょうか?

日本の文化の「和」という考え方は、このような観点にのっとってみると非常に優れた「考え方」「生き方や生活の仕方」を、示唆してくれています。

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次回②に続きます。