大阪堺市 自然療法サロン h o m a r e です。

前回は【 3. 腹部や手足が温かい 】でした。

昔から快食・快便・快眠が、健康の条件といわれてきました。しかし最近は、不眠症気味で..と眠剤を服用されている方、若い方も多くいらっしゃいます。

【睡眠の質が良い】条件とは・・

①眠りにつく時にすんなり眠れる

②睡眠中に目が覚めない

③いびきや歯ぎしりをしない

④起床時にさわやかな感じがする

単に寝られているというのではなく、途中で起きない。寝てる間、3.4回起きるのは質が良いとはいえません。また、睡眠が浅い。寝てるけれど寝た感がない。

この2つは、考えごと・脳をつかって思考していたり、脳が休息していないので睡眠の質が良くない、と推測します。

さらに深く考えていくと・・安定しているかどうか?人間というより、生きものとして..動物として..と考えます。

人間は哺乳動物です。

例えば、アフリカのサバンナでは、小動物がライオンに攻撃され食べられてしまう。恐怖心は内面の深い意識におよび、潜在意識や守っていく意識が働き静まらない。

睡眠の質が悪いというのは、人間の脳・活動、安心感が薄いかもしれません。

睡眠の働きは、1日のリズムを調整している脳の松果体から分泌されるメラトニンが関係しているといわれています。

このメラトニンは、日中セロトニンという気分を明るくしてくれる脳内ホルモンが分泌されていると出やすいそうです。

睡眠の質が悪いということは、日中の活動そのものにも原因があるのです。

メラトニンは強力な抗酸化作用があることで有名です。

日中は、活動するため酸素の消費が多くなります。それだけ体内細胞がある種の代謝をおこし、エネルギーを生み出しているということ。

この代謝過程で、身体を酸化させる活性酸素が出てしまいます。活性酸素は、がんだけではなく、多くの病気や老化に関係しています。

それを活動が低下した夜に、日中発生した活性酸素を、夜メラトニンが問題解決してくれているのです。

⚫︎がんは夜に増殖する・・日中と夜では免疫の対象が異なる

⚫︎身体の修繕や修復は夜に行われる

⚫︎日中の良い活動が夜の睡眠に関係する

⚫︎活性酸素と交感神経とメラトニンの抗酸化作用

起きた時にスッキリ感があるのは、質が良いといえます。

自然界は、食うか喰われるか弱肉強食、食物連鎖。危機感ある中で自然界の生き物は生きている。食べないと死に直結します。

人間にあてはめると、危機感や焦燥感・目標達成意識など、安心・安全・沈静とは逆の方向の意識に該当します。

どうすれば睡眠の質が良くなるのか。

1番効果があるのは「 心拍が高まる運動 」です。逃げる、ということは心拍が上がる・ドキドキする

→ 心拍が落ち着いて、身体とリンクしている脳がホッとする

→ 意識もリラックスして眠れる

若い方は、心拍があがる運動、走ることなど10分すれば良いと思います。 

50.60代以上、高齢者の方は腸内環境も関係してくると考えられます。

腸脳相関とは、生物にとって重要な器官である、脳と腸がお互いに密接に影響を及ぼしあうこと。

腸には脳に次ぐ多くの神経細胞が存在し、感情にも深くかかわっているため「第二の脳」といわれています。

また、脳との関係も密接。 腸の不調は脳に反映され、脳に受けたストレスは腸に反映される。

例えばある方は、ストレスを感じるとお腹が痛くなり、便意をもよおします。 これは脳が自律神経を介して、腸にストレスの刺激を伝えるからです。 逆に、腸に病原菌が感染すると、脳で不安感が増すとの報告があります。

腸をきたえることで、脳も鍛える。

腸の状態が悪いと、脳が静まらない。→アルツハイマー病・認知症など

腸の力、腸そのものが衰えてくると、腸内環境を整えるような食生活・運動することが大切です。

1番効果があるのは、「 心拍を高める運動 」です。翌朝、スッキリ起きられると思います。

日中の活動を良くしようとするには、良い睡眠からです。

良い睡眠をとると、日中の活動量が非常に元気に活動できる。元気に活動できるので、その夜よい睡眠がとれる。このように良い循環が行なわれるようになります。

日中の活動を良いものにするには、睡眠の質を高めることが1番良い方法だと思います。