大阪堺市 自然療法サロン h o m a r e です。

前回は【6.声がよく出る 】でした。

7. 背筋が自然に伸びている

【 背筋は心の姿勢をあらわす 】

「 姿勢 」という漢字は、「すがた」の「いきおい」と書きます。この場合「すがた」とは 「形」「型」 ということです。

健康、病気が治る力、自然治癒力。

これらに、なぜ背骨が関係するの?と思うかもしれません。

出生の時、卵子と精子が受精して、だんだん人間のような形になってきます。1番最初にできるのが脊柱管といわれています。

ということは、非常に大事な場所だということが考えられると思います。

背骨は、脳からの神経が首をとおって、お尻の方に伸びている。古典的な日本の東洋医学や民間療法では、背中は氣が流れる高速道路、と考えられています。

背骨を施術することで、内臓の働きが良くなったりします。

野生動物、ライオンやトラ、これから獲物を捕ろうとするとき、背筋はスーッとピンとしています。動物にとって食べものを捕獲するということは、生きていくことに直結するので、非常に大事なこと。

人間も意欲があるとき・前向きになっている時は背筋はシュッと伸びています。

背骨の状態と、心、意識、精神というのはある程度関係があります。

背中は自分の意識で伸ばそうと思ったら、伸ばせるわけです。ところが、力を抜くとグニャッとなってしまうのがよくないのです。

背中の筋肉のことを脊柱起立筋といいます。この脊柱起立筋は、神経伝達物質のセロトニンがたくさん働いていると、背中の筋肉が無意識に緊張して背筋をまっすぐにしてくれます。

意識している時に背筋が伸びていて、無意識の時に背筋が曲がっている場合は、セロトニンの分泌がよろしくないという事になります。

セロトニンは、精神が前向きで明るい気分の時に分泌されます。

心が折れている時はセロトニンの分泌がいま一つなので背骨も折れています。

また内臓は、背骨からぶら下がるように体内に位置しています。内臓の働きが低下している時、背骨にも影響が出ているのです。

例えば心肺機能の働きが低下すると、背骨の上部が丸くなってきます。胃の働きが低下している時は、背骨の真ん中あたりが丸くなります。

内臓に問題がある場合も、背骨に影響が出るのです。

背骨は、精神・内臓の状態を反映( 心身の両面の状態をあらわす )。

適切な運動療法を行うことで、精神と内臓の働きを向上させることができ、結果的に背筋もスッと伸びるようになります。

簡単にできることは、脚力をつけることです。スポーツマンや運動をよくする人は背筋がシュッとしていると思います。

適度な運動もまた、自然治癒力を高めるうえで大切であることが分かります。

意識して背筋を伸ばそうとせず、自然と伸びるように心身を整えましょう。