大阪堺市 自然療法サロンh o m a r e です。

健康のために、サラダを食べる方が多いと思いますが、実は生の野菜を食べても有効成分はほとんど吸収されません。

植物の細胞は、細胞膜の上に細胞壁(主成分のセルロース・cellulose) で守られています。この壁が壊れないと、中の成分が外に出られません。

牛や馬など草食動物は、消化器官に共生微生物(胃内~腸内細菌)によって植物の細胞壁を消化分解します。しかし、人間は通常の腸にはセルロースを分解する微生物はいません。

ただ、昔は分解できました。その名残りが盲腸で、そこにセルロースを分解した微生物がいたのですが、今では退化しました。

そこで、

①加熱

②微生物で発酵

③酸でphを変えるなど して細胞壁を壊す

必要があります

①そこで第一に、野菜を煮込んでスープとして加熱するのがベストということなのです。

例えば、ニンジンや小松菜、ブロッコリー、セロリ、トマトなどの野菜は蒸し器などで5分間加熱してから野菜スープにすると細胞内成分の80%以上が抽出できます。

山伏や千日行では「生もの」は食べず、すべて熱をかけ、根も葉もす べてを食べます。熱しても、ビタミンCは勿論のことVK・VB 類、葉酸などが摂れるのです。

サラダ文化以前の欧州では、野菜を煮て食べていましたが、Vc欠乏の壊血病はありませんでした。中国では生野菜は食べないし、生野菜は寄生虫や病原性大腸菌、A型肝炎ウイルスの食中毒の原因にもなります。

②第二に、漬物、味噌・醤油、納豆、 日本酒など発酵食品があります。特に、50℃の熱でも不活化され、胃酸にも時間にも弱い食物の酵素分は、発酵食品から摂るのが有効 です。

③第三に、酢の物(もやしやカイワレ など)にしたり、大根・人参のすりおろし、皮ごとの果物ジュースなどひと手間をかけて細胞壁を 壊して、植物内の栄養素を摂取することはとても大切です。

参考:前田浩「活性酸素と野菜の力」幸書房、2007 2016.12.30 藤田神経内科病院 文責:理事長