大阪堺市 自然療法サロン h o m a r e です。

前回、活性酸素の種類は4種類あると書きました。

5. 活性酸素を分解し細胞ダメージを防ぐもの

そのうち、体内で最も多く発生する活性酸素は「①スーパーオキシド」と呼ばれる活性酸素です。

この活性酸素は、多くの細胞の中で発生します。

また、他の活性酸素を生みだす大元となるので、活性酸素からの酸化による損傷を防ぐため、一番目に取りくむべきことのように思います。

何度もお伝えしていますが、身体には活性酸素を分解する働きがあるけれども、年齢とともに徐々に衰えてくることをお話ししました。

このスーパーオキシドを分解するのは、自前の細胞が作る酵素です。スーパーオキサイドディスムターゼと、前回にご紹介しました。

この抗酸化酵素を作るには、特定の栄養が必要です。これがミネラルなんです。

そのミネラルは、亜鉛・銅・マンガン・セレンという、あまり聞きなれないミネラルです。

これらのミネラルは、活性酸素の最初の段階である、「スーパーオキシド」を分解してくれる原料となり、またその効果の活性度を高める働きがあります。したがって食事で補いたいモノです。

◼︎亜鉛を多く含む食材は・・・魚介類、肉類、乳製品、種実類、大豆製品など

代表的には、牡蠣・豚レバー・牛赤身肉・小麦胚芽・油揚げ・ナッツ類・卵などがあります

◼︎銅・・・魚介類や大豆製品、ココアやマイタケ等に多い

◼︎マンガン・・・番茶、ほうじ茶、玉露、煎茶などのお茶、青さや青のりなど

◼︎セレン・・・鰹節やマグロなどの魚介類、からし

このスーパーオキシドから次に発生する活性酸素が、「②過酸化水素」と呼ばれるものです。

これは紫外線・可視光線・ガンマ線(殺菌に用いられたり、がん治療でのガンマナイフに使用)などでも発生しますので、強く作用を受けると細胞のガン化などにも関係していると言われています。

この活性酸素を分解してくれるのは、これも私たちの身体の細胞でつくられる酵素があります。

したがって、細胞レベルで対応してくれるというわけです。

そして次に、悪性の作用が強いと言われている「③ヒドロキシラジカル」と言われている活性酸素へと変わっていきます。

これも、細胞の中で分解してくれる酵素が対応できますが、ここで抗酸化作用のある栄養素が活躍してくれます。ビタミンC・ビタミンE・ポリフェノール類です。 

ビタミンCはレモンなどの柑橘系・柿・サツマイモに多く、その他についてもよくご存じだと思います。

ビタミンEは、やや脂が多く含まれている食材に多いように見えます。したがって食べ過ぎに注意してください。

アーモンド・豆乳などの大豆製品・ハマチ・ウナギ・イワシ・サバ・たらこ・サーモン・かぼちゃ・モロヘイヤ・タマネギ・ブロッコリーなどです。

ただ、ビタミンCや他の栄養と一緒にとらないと、単独では作用しづらいようです。やはり、バランスよくという一言に尽きます。

次回は、最後の4つめの活性酸素について書いていきます。