大阪堺市 自然療法サロン h o m a r e です。

定期的に酵素浴をご利用になられている方と、冷えの話しになりました。そこから、冷え取りの靴下を4枚重ねて履くことの話題になりました。

私自身も若いとき冷え性だったので、冷え取りの靴下4枚重ねて履くのを試したことがあります。結果、、冷えは改善されずでした。

冷え性で悩む女性なら、このような靴下の重ね履きを試した方もいらっしゃるでしょう。

養生法から言えば、冷えを防止するという側面なのですが、「 自身を◯◯から守る 」という観点から実践されています。

多くの養生法は、この「 守る 」という場合が多いです。

足の冷えは、「 守る養生法 」ではなかなか解決しないでしょう。

靴下の重ね履きをしなくても、温かい足になればいいという事が根本解決になるわけです。冷えを防止するという健康法は、足は温かくはならないのです。

足の冷えは、脳が関係しています。自律神経にて交感神経が優位になっている・・・という話をよく耳にしますが、確かにそれもあると思いますが、それだけではありません。

冷えを解消するために靴下の重ね履きはあまりいい方法とは言えません。

何故かというと、足に直接の物理的刺激が厚着のせいでクッションとなり、弱くなる… 刺激が小さくなる…

そうすると、足の感覚神経を通して脳に刺激が伝わりにくくなる。そうなると脳は「 ああ…あまり足に刺激が少ないから、血流をそんなに良くしなくてもいいな 」と、判断する。悪循環です。

足の冷えがある方は、むしろ足への刺激が強い方がいいのです。特に、足指の付け根のあたり(中足指節関節)。

足指を使って歩いたり、畳の上で座ったり立ちあがったりする運動の方が、よほど効果があります。

施術で行うなら、足へのアプローチもいいのですが、頸部の硬直をとってやると、足を触らずして、足部が温かくなる方が多いのです。頸部(環椎と軸椎)を弛緩させてあげる。

現代人は、身体的刺激不足です。守る養生法より、刺激の養生法がいいと思います。

昔と異なり、生活環境が変化しています。昔の家は木造で隙間風も多く、暖房器具も今のようにはありません。そのため、昔の養生法が必ずしも正しいとは限りません。

ちょっと不自由な思いをする。寒い時に寒い思いをする。

自分を守って守って・・よりも、適度な逆境がある方が良いと思います。

酵素風呂も、冷えには抜群に効果を発揮します。

おかげさまで私自身は、定期的に酵素風呂に入っているので(元々よく歩いている)、冷え性は改善しています。