大阪堺市 自然療法サロンh o m a r e です。

わたしたちの身体は、60兆以上の細胞の合体。細胞の数だけ命があります。

私たちが呼吸をして、食べ物を食べて、老廃物を排泄しながら、日々のやるべきこと、行動をしながら生活している。

 これは各細胞もまったく同じような事がいえます。呼吸をして、栄養素を取り込み、老廃物を排出して生命活動を営んでいる。

人間と各細胞の違うところは、「やるべきこと」という自己の役割を果たそうとするだけ。「やりたいこと」という自由意思は、あまりないのではないだろうか。

例えば、肺の細胞は酸素を取り入れ二酸化炭素を排出する任務を授かっている。

心臓の細胞は、血液を送り出すための筋肉の収縮や拡張を行い、血液を送り出している。

身体のすべての内臓の諸機関は、その一つ一つの細胞の中に、自己の役割を果たすための働きが備わっている。

その働きは、各細胞の遺伝子の中にその仕事をする機能が組み込まれて、それぞれの臓器や器官の仕事を全うしている。

その一つ一つの細胞は、もとはと言えば卵子と精子の受精卵から、細胞分裂により起源を有している。 

つまり、一つ一つの細胞には、身体のすべての働きを行う遺伝子が組み込まれている。

 だが、自身が配属された内臓諸機関の仕事を担うための遺伝子だけが稼動。あとは稼働させずに休息状態となっている。

 もし、私たちの細胞が自由に「やりたいこと」をしたい。肝臓の細胞が、肺の仕事をしたい。 腸の細胞が、心臓の仕事をしたい。

・・・という自己欲求により細胞を稼働させたら。

これは全体の調和を損なうこととなり、身体というシステムはうまく働かないでしょう。

私たちの生命の維持能力がなくなり、たちまち命は消滅するでしょう。

役割が生きる

やるべきことが生きる

テーマを認識して自己を生かす

 

このように考えられるのではないでしょうか。

 

自己の我が全体のために役立つ

全体の調和をはかれる

秩序を向上させる

 

身体内部の、個々の生命は自然とこのようにふるまっている。文句も言わず自己の仕事を全うしているのです。

もし、この仕事がスムーズに行われないならば、病気となってしまう。

病気の種類はたくさんあります。多くの病気は、この細胞の自身の役割・秩序維持の働きが低下した時に生じる病気がほとんどではないかと思います。

この個々の細胞に元気を与え、調和や秩序を与えるものは何だろうか?

このあたりの事を深く考察すると、自然治癒や健康も手に入るのではないでしょうか。

私たちの生き方も、社会や会社、または家庭の中で、単なる身体の健康ではなく、生き方の健康も細胞に見習う点があるのではないかと思います。