大阪堺市 自然療法サロン h o m a r e です。 

前回の「 自律神経とは 」↓の続きです。

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今回は、自律神経はどうやって整えたらいいの?という内容です。

まず『 自律神経が多少乱れている方 』と、『 自律神経の乱れの影響で病気となり、また体調に問題が出てきている方 』の2つに分けてお話ししたいと思います。

今回は『 自律神経が多少乱れている方 』向けの内容です。

そして次回に『 自律神経の乱れが原因で心身にて、困った症状が出ている方 』の内容を書きたいと思います。

自律神経が乱れている方の対処法ですが、まず試みてみることは ” 睡眠の質を整える ” というところが大事だと思います。

① 太陽の光を浴びる

② 早寝早起きの規則正しい生活を送る

③ 日中はしっかりと活動して夕方以降はゆったりと過ごす

④ 夜に入浴を行う

⑤ 足を使ってしっかりと歩く

これを行うと睡眠の質が良くなります。睡眠は一日の生活の中で一番リラックスしている時間です。何かと忙しい現代の人たちは、活動型の交感神経が高ぶり、休息型の副交感神経の働きが低下していると考えます。

深く言うと、交感神経型は人間にとって「 緊張 」を招きます。

逆に副交感神経タイプの人は「 弛緩 」を招きます。

ですから、睡眠の質が良いという事は緊張が取れていくわけです。その日の緊張は、質の高い睡眠で次の日に持ち越さないことが大事。

日中にしっかりと心身に刺激を与えると交感神経が高ぶります。刺激とは、太陽の光を浴びる・運動して筋肉や神経を働かせる。この刺激が大事なのです。

柱時計の振り子をイメージしてみてください。振り子が右に大きく振れると、左にも大きく振れます。自律神経もこれと同じで日中に交感神経が昂ると、その反動で夜間は副交感神経が活動して交感神経は鎮まってきます。

これには心身に刺激を加えることが大事なんです。日中は、しっかりと体を使っていただきたいと思います。

「 歩く 」これはとても大切です。

では、緊張の逆の状態は何かというと「 弛緩 」です。心身が弛緩すると自律神経も交感神経が鎮まり副交感神経が働きだします。 

夜に入浴をお勧めするのは、皮膚には自律神経の反応点がたくさん散らばっています。

一定時間入浴することで温かい温度が皮膚に伝わります。そうするとリラックスして交感神経が鎮まり「 心身の弛緩 」に大きく役立つのです。 

それが睡眠の質を高めて、自律神経のバランスが取れていく。体を温めるという事が、自律神経調整に一役買うのです。

酵素風呂もその点でも良いと思います。

心臓や肺の循環器・呼吸器の働きは緩やかとなり、胃腸の消化器の働きは活動しやすくなります。筋肉も張りが出ていて硬くなっている状態が伸びて緩んでいきます。

現代人は肩こりの方が多いといいますが、肩こりは筋肉が緊張している状態。自律神経もかかわっていることが想像できます。

また睡眠時に眠ってはいるのですが、歯を食いしばって寝ている方もいらっしゃいます。歯ぎしりをするような方です。または、肩や背中に力が入っている方。

このような場合には眠ってはいるのだけれども睡眠の質としては、あまりよろしくないという事がいえます。

自律神経が乱れることで起こる日常の症状をお伝えして、終わりにしたいと思います。

・脚が冷える

・消化があまりよくない

・便秘または下痢

・頭痛

・呼吸が浅い。または呼吸が荒い

・身体が硬い

・睡眠の質が良くない

・首が凝る

このような症状が慢性的にある方は、自律神経の乱れを疑ってみてはいかがでしょうか?

次回は、自律神経の乱れから困った症状が出ている方のお話をしたいと思います。