大阪堺市 自然療法サロン h o m a r e です。

医学情報レポーター 黒澤 恵氏の記事ですが、「米国栄養学会誌」という国際学術誌に掲載されたデータの引用から。

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以下… 要点抜粋

●カルシウム「サプリ」を常用するとそうでない人に比べ「冠動脈疾患」を起こす相対リスクが「8%」だけですが、増えていた

●カルシウム「サプリ」による骨折予防作用は確立していません。どちらかといえば「否定」するデータの方が多いのが事実

●カルシウム「サプリ」による臀部骨折リスク抑制は、ビタミンDサプリ併用の有無を問わず、認めらなかった

●食事中のカルシウムは、摂取量が増えても冠動脈疾患のリスクは上がらず、またたくさん撮るほど骨折リスクは低くなります。

つまりカルシウムを健康的に摂りたければ、サプリではなく食事から摂ることが非常に重要と考えられているのです

●米国在住の約3万6千人の食事を聞き取り調査し、「朝晩のカルシウム摂取割合」と「冠動脈疾患を保有」の割合を調べたところ、夕飯からのカルシウム摂取割合が朝食に比べ高くなるほど、心疾患や脳卒中診断歴のある人が増えていました

●カルシウムを朝ご飯より晩ご飯でたくさん摂る方が、それら疾患を起こすリスクが高い可能性が示されています

●「カルシウムを摂取するならサプリではなく食事から」、「食事でカルシウムを取るなら朝の方が脳・心臓疾患のリスクは低そうだ」ということ

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いかがでしょうか? 女性やご高齢者の方で、カルシウムをサプリで摂取していらっしゃる人も少なからずいらっしゃると思います。

今回の報告内容では、やはり食事にて摂取することの方が健康リスクが減り、骨折リスク軽減に役立つようです。

自然療法の意見としては、身体自体が骨を丈夫に強固にしようという身体側の意志がなければ、材料である栄養を摂取しても、有効に活用はしにくいように考えます。

ステロイドの長期使用でも骨はもろくなり、また乳がんのホルモン陽性タイプの患者さんに処方されるエストロゲンを阻害するホルモン療法を受けていらっしゃる方も、骨折リスクが高まります。

目の前の一つの治療が、次の病気を生んでいく典型的な例でしょう。中年を過ぎて、高齢に達してくると影響が出てくる可能性が高まります。

身体自体が骨を丈夫にしようとする身体側の意志を高めるには、簡単です。骨に刺激を与えれば身体は答えてくれます。

手っとり早くは、足を使った運動。ウォーキングや軽いジョギングで十分だと思います。

写真は、めざし弁当です。カルシウム摂取と、よく噛むし、他の体にいいとされる栄養があります。めざし、おすすめです。