大阪堺市 自然療法サロン h o m a r e です。
サロンに来られる方でも、ホントは自分の身体はしんどいのに頑張ってしまう..というエピソードのお話しが最近ありました。
みなさん本当に、よく頑張ってます。
10代・20代・30代の時は頑張ったらよい。がんばらないといけない時もある。
でも、40代・50代の方は頑張ったらいけないんです。
「頑張らなければならない」という意識にて事に臨む時、これは既に気力・体力ともにレッドゾーン手前に突入しています。何年も使っている冷蔵庫であれば、モーター音がウーンとうなっている状態。
また、頑張ることが良いことと考えていらっしゃる方もいます。
体力や気力は、人により高い低いがありますが「頑張らねば」という力みがあると、心身は余計にエネルギーを消耗してしまうのです。同じ仕事量をこなしても疲れ方が違う。
施術を行うとき、武道にて相手と対峙するとき、経験豊富な方は、この力みがないためにあまり疲れません。ところが、初心者の方は力んで、力で対峙するので体力勝負。
日々このように力みを生じながら生きていると..肩もこります、家事や仕事が身にしみる様になってきて当然です。
同じ仕事量をこなすのでも「頑張らなければ」という力みをなくすことで、随分エネルギーのロスを減らすことができます。
「頑張らなければ!」という意識は自我意識から生じています。この自我意識のエネルギーは、随分エネルギーを消耗するものなんです。
車でいえば…燃費の悪い車。また自我意識が強く働いている時は、外部とのエネルギー交流ができなくなります。余計に疲れを感じるのです。
自我意識が強く働き「頑張らなければ」「頑張ろう」と、思っている時。呼吸は、吸う呼吸が強くなり、吐く呼吸が弱くなります。鼻息が荒いという状態になります。
皆さんも頑張っている時は、鼻息が荒くなっているのです。
忙しければ忙しいときほど「頑張らなければ」という意識を持たずに、息を吐きながら淡々と目の前の仕事に取り組む。力みを生みださず自然体で対峙する。そうすると随分と疲れは変わってきます。
本来元気で活動期にある子供は、疲れという強い意識は薄いように思います。
彼らは、体力の限界に来るとストン。。と眠る。遊びに集中して、頑張らなければと考えて遊んでいない。無念無想にて遊びに没頭している。目が覚めるとまた元気になる。
しかし、大人は、あれやこれやと考えながら目の前の事にあたっている。
忙しい時ほど、無理が生じている時ほど「頑張ろう」という自我意識を外して、淡々と事に取り組むとよいかと思います。活動量が同じでも、エネルギーロスはずいぶん変わってきます。
車も同じ距離を走るなら、低燃費の方が効率的。皆さんも中年期を超えると、効率の良い心身にチェンジして頂きたいと思います。
結局それが、将来の糖尿病や血管の病気・がんなどの予防につながっていくのです。
日本に伝わる武道や芸道は、自然体という事を強く訴えています。自然体とは、自我意識が薄くなり、力みがなくなるという事でもあります。
このような状態で日々の仕事に対峙していくと、疲れの解消だけではなく病気のリスクも激減すると思います。
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