大阪堺市 自然療法サロン h o m a r e です。
前回の続きです。
①本能としての生命力の低下(男性も関係大)
「本能としての生命力低下」とは、人間的生命力というよりも、生物すべてが共通してかね備えている「生命を維持し、力強く生きる力の減退」のことです。
現代人は生活が豊かになり、飽食・快適・便利・安全な生活を手に入れました。美味しいものをいつでも食べられる・夏は冷房、冬は暖房。その他便利な家電製品・戸外の遊びから室内でのゲーム・歩かない。
成長期に、このような恵まれた生活の中で育つと、温室野菜のように見かけは立派だけれど、ひ弱になってしまい本能としての生命力が育まれないまま、大人になってしまいます。
2024年3月時点の厚生労働省のデータによると、不妊を心配したことがある夫婦はおよそ2.6組に1組。 また不妊の検査や治療の経験がある、またはしているという夫婦は、およそ4.4組に 1組という割合になっています。
年配の方の時代と比較し、不妊で悩むご夫婦が多いのは、「恵まれた生活習慣の中で成長した」ことが、不妊の根底にある大きな問題だと思います。

内臓を含め、からだは脳がコントロールしています。
この「生命力」に関する脳は『脳幹』と呼ばれている部分で、自律神経の中枢・ホルモン分泌・呼吸・体温調整・血圧・内臓制御などに関係。生命を維持していくことに欠かせない大切な働きをしています。
自然の不自由さから極端に離れ、恵まれすぎた生活習慣の中で成長すると、『脳幹』を怠けものにし、健康力が低下します。
そのため、この『脳幹』を鍛えて、本能としての生命力を取り戻していくことが、根本的な不妊体質改善としてもっとも重要です。
サロンではご自宅でできる脳幹トレーニングをご指導します。
次回は、「 ②自律神経やホルモンバランスの乱れ 」についてです。