大阪堺市 自然療法サロン h o m a r e です。

私の父は83歳です。今年は年男。厚生労働省によると、平均寿命(2024年)が男性81.09年・女性87.14年になったそうです。

健康長寿県の病院が行っている、患者を減らす取り組みの記事から、抜粋します。

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以下・・・

・国民健康保険の直営の病院や診療所の場合、地域の住民が医療費を使わないこと自体が、国保の財政にとっていいことなので、無理に患者さんを増やす必要はない

・健康長寿県として知られる長野県には、こうした国保直営の病院が多くある

・長野県の諏訪中央病院の名誉院長・鎌田實先生が食事や運動で健康づくりに取り組み、脳卒中にならないようにする一次予防に力を入れることができたのも、国保直営の病院の利害と一致したことがある

・鎌田先生は、東京の大学病院に勤務する同級生の医者から、「病気の予防に取り組んだ結果、患者数が減ってしまったら、赤字の病院がますます赤字になる」と冷ややかに指摘された(これこそ一般の病院経営の発想でしょう)

・しかし、国保直営の諏訪中央病院では、地域の人の「病気になりたくない」という思いと、病人を増やすよりも医療費を抑えることのほうが経営として成り立つという病院側の事情が一致

・地域に不可欠な病院となることで徐々に黒字を出すことができた

・国保直営の病院・診療所は805施設しかありません。全国の病院の17万9000施設に比べると圧倒的に少数

・高齢化率30%の現状を考えると、病院の7割は、国保直営のような予防活動をする「患者をつくりださない病院」が占めてもいいはずなのです

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今は、食べるものが簡単に手に入りますが、食品添加物での加工食品、農薬がたくさん使われていたり、1年中栽培されるもの、ファーストフード、甘いお菓子…などが溢れるようになりました。

高血圧、糖尿病、アトピー、花粉症、認知症、がん..も増えています。また、増えつづける医療費。昔と違い、環境も食生活も変わり、便利なものが増えて、動くことも減りました。様々な要因がかさなり、病気や不調を招きます。

自分のからだや健康のことを真剣に考えていくこと、向き合う必要性を思います。生活習慣を整える、食生活に気をつける、運動する..とてもシンプルなことです。今、気づいたときから習慣化していくことです。

冒頭のような病院は本当に少ないです。医療任せにせず、自分の身体は自分でどうにかする、という自立した健康意識を持つ方々が増えることを願います。