大阪堺市 自然療法サロン h o m a r e です。
昨今、がんにかかる人は増加しているが、死亡率は年々下がり続けているそうです。「がん治療」の進化が著しいことが大きな要因の一つ。
一方で、患者側の最新医療に関する知識がアップデートされていないばかりに、手遅れになってしまうケースも残念ながら少なくないという。
がん治療における「薬剤耐性」の問題についての解説です。
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以下・・抜粋
国立がん研究センター
◾️縮小したがんが、また大きくなってしまう
次々に新しい治療薬が登場しても、決して解決されないのが、がん細胞の薬剤耐性の獲得です。
薬が効かない場合を自然耐性。最初は効果があったのに治療を継続するうちに効かなくなることを獲得耐性と呼びます。
薬物療法には、手術のできないがんをコントロールするという重要な役割があります。このような治療で問題になるのが、獲得耐性です。
ある薬を投与してがんが縮小しても、それは一時的であって、薬が効かなくなり、結局、がんがまた大きくなってしまうからです。
◾️がんが薬剤耐性を獲得したらどうするか
がんが耐性を獲得してしまったら、その薬剤による治療を続けることはできません。医師は、ほかの薬による治療の可能性を探ります。最近の治療では、薬を変えながら、できるだけ長期間にわたってがんをコントロールして、延命することが重要になっています。
上手く長期にわたってコントロールできれば、良い体調を保ったままがんになる以前の生活を続けることができるだけでなく、がんで亡くなるのではなく寿命を全うすることもできるからです。
◾️重要なのは「薬の順番」と「切り替えのタイミング」
このときに重要なことが、どのような薬をどのような順番で使うかと、一つの薬をどれだけ長い期間使い続けられるかといった薬の使い方の戦略です。
標準治療に基づきながらも、患者さんに合わせてどのタイミングでどの薬に切り替えるかは、医師の判断に委ねられます。
◾️具体的にどのように治療は進められていくのでしょうか
切除のできない進行/再発のがんに対する薬物療法は、最初に行う一次治療、その薬が効かなくなった場合や、治療を続けるのが困難な副作用が現れた場合に行う二次治療、三次治療と治療を切り替えて続けられます。
また、新しく開発された薬であってもそのがんにとってベストの薬でないことがあるため、既存の薬の臨床成績と比較したり、その患者のがんの種類、性質、体質、体力を鑑みて、薬の選択や組み合わせを決めたりして治療を進めます。作用機序の異なる薬がいろいろあって治療選択の幅が広いことは、こうした多様な治療を支えています。
効かない薬をむやみに使い続けたり、逆に効いている薬を止めてしまったりすることがないように、治療効果をきちんと判定することも重要です。
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以前のブログ記事にもあげましたが、抗がん剤中は薬が効いている間に、自然療法にも取り組むことも大切だと考えます。
①抗がん剤治療中にできるだけ、がんをより小さくしていく
②あわよくば消失させていく
③抗がん剤が有効に働く期間を、できるだけ長くする
ご自身の体質改善や生活習慣を改めて、生命を担う自然治癒力を高め、「 治る力 」を呼び覚ます必要があります。
なぜならば、がん細胞は自身の細胞から誕生したわけで、がん増殖の原因は自分の中にあったわけです。
そのためにご自身で取り組める自宅で出来る療法や、生活習慣の見直しと、手技療法・酵素風呂を併用して自然療法に取りくんでいく。
また、標準治療を受けた後で、再発予防に取りくむ必要も、前述のとおり大変大事なことだと思います。
再発・転移は2年以内に起こることが多く、その間は、酵素風呂と手技療法、自然療法に取りくむことに頑張ってくださることを願っています。
(過去記事)
『 がんの化学療法中の方へ 』