大阪堺市 自然療法サロン h o m a r e です。

皆さんは、がんの画像検査で、PETとCTの検査評価の違いはご存知ですか?

①PET

Positron Emission Tomography(陽電子放出断層撮影)の略

細胞の活動状況を画像でみることができ、がん・脳・心臓などの病気の診断に有効。一度で全身の撮影が可能。

細胞がブドウ糖を取り込む量を数値化して検査評価にしたもの。つまり、細胞の生化学的観点からの検査手法です。

②CT

Computed Tomography(コンピュータ断層診断装置)の略

放射性照射による実写の物理的側面を、検査評価したもの。

よく、PETでは映るが、CTでは映らないという事がよくあります。

PETは、ブドウ糖の取り込み量を測定するものですから、物理的大きさを示すのではありません。

したがって、ブドウ糖の取り込み量が多いと、数値が高く出ます。

物理的大きさは小さくとも、ブドウ糖を多く取り込んでいたら、数値は大きくなり、実際に5㎝の大きさの癌であっても、あまり活動していない場合は、数値としては現れませんので、見落とすという事もあります。

CTは、物理的大きさを示すものではありますが、極端な話、異常な腫瘤があっても、がん細胞が活動していなくても画像に映ります。

ブドウ糖取り込みが非常に多くても、画像能力以下の場合は画像としては映りません。

このような違いがあり「一方には映るけれども、もう一方には映らない」という事になります。

○PETは、がん細胞の活動の勢いを表すもの

○CTは、勢いはあらわさないが、物理的大きさを表すもの

このようなことが言えると思います。腫瘍が物理的に大きいからと言って、ガンが大変活動度が高いとは言い切れません。

また物理的に小さくとも、ガンがあまり活動していないという事にはつながりません。